ITサービスマネージャ試験(PM1_R1-2)

解説

1

設問で問われているのは、「PCに導入され、現在利用可能なRPAツール数」の具体的な調査方法である。

設問にも記載されている通り、前提条件として社内ソフト名がRPAツールの名称である構成情報を使用するためこの部分については回答に記載する必要はない。

表1注記1を考慮しない場合、下記の条件を導入済の端末としてカウントされるためこの条件を除外する必要がある。

①RPAツール導入後に削除したケース

社内ソフト名:RPAツール

削除日:YYYY/MM/DD

②RPAツールの導入実績がないケース

社内ソフト名:RPAツール

導入日:-

 

2

(1)

下記①②の照合による棚卸

①PCに貼付された備品シール

⇒表2注1:会社名及びPC管理番号

②CMDBに登録されている構成情報

⇒表1項番1構成情報:PC管理番号

 

(2)

設問で問われているのは、追加したチェック作業の内容

下線(イ)前文よりチェック内容はRPAツールのライセンス購入数である。

ライセンス購入数をチェックしない場合、RPA導入済端末が購入数を超過するリスクがある点に着目。

また問題文②「RPAツールはPCごとにライセンスが必要」にも着目。

 

3

(1)

(a)

問題文「PC管理番号、RPAツール版番号、シナリオ名、シナリオ実行日時がRPAツールのログとして出力」より回答を導く。

※RPAツール版番号は含まれない点に注意

シナリオ名にポータル掲載シナリオを指定することで調査対象データを抽出できる。

ポータル掲載シナリオからさらに詳細な版番号までの調査は設問で問われていないため注意。

 

(b)

設問より「ポータル掲載シナリオが幅広く有効活用されていることを測定」、「RPAツールのログから調査すべき内容」に着目。

PC管理番号:導入端末数を確認可◎

RPAツール版番号:(a)同様、版番号までの調査は不要×

シナリオ名:ポータル掲載シナリオを指定する必要あるが調査項目としては不要〇

シナリオ実行日時:実行回数及び実行間隔から有効活用されているかどうか確認可◎

 

(2)

計画通りの理由について回答する。

計画(目標):第一段階の利用者数の目標20名

結果(表2):導入済且つ利用状況有が22名