解説
1
(1)
表2注釈1の計算式に基づき算出
(480-2)/480=99.58≒99.6%
・計画サービス時間
30日(設問記載)*16(表2サービス時間:7時から23時まで)=480(時間)
・停止時間
問題文「当該POSレジの故障発生からの3時間後の24時に終了」
⇒21時から24時までの3時間停止
※営業時間帯が23時までのため21時から23時まで2時間が対象
そのため営業時間外の23時から24時までの1時間は除外する必要がある。
(2)
設問より情報の収集に着目。
問題文「通常は10分程度で終了する情報収集に30分掛った」が該当
⇒原因は全てのデータを収集しているため
表4注釈1より収集するデータの種類,期間を指定できる点に言及し回答を導く。
2
(1)
設問よりストアコントローラの機能変更について回答する。
問題文、[監視データの分析]③より、複数回の釣銭詰りの障害発生を期に自動釣銭機の障害が発生していることがわかる。2つの障害には相関があるため、予め釣銭詰りの回数をカウントし一定回数以上になった際には監視システムへ通知するように変更すればよいと判断できる。
なお、問題文より釣銭詰り等の軽微な状態情報を通知している記載はあるが、単体での通知であり一定回数以上の通知ではない点に注意。
(2)
・硬貨搬送ベルト
定期保守:実施
問題文「定期保守で一定期間ごとに交換」
経時保守:未実施
「当該POSレジは利用頻度が高く、自動釣銭機の硬貨搬送ベルトが摩耗して破損していたことが原因」
⇒経時保守を実施していたのであれば、累積動作時間・累積動作回数に達し部品交換を実施するので障害は発生していないため未実施と判断できる。
以上より、硬貨搬送ベルトの経時保守の追加に言及し回答を導く。
3
(1)
空欄a前文のU社からの情報:POSレジごとの利用情報と故障傾向
問題文「C社はPOSシステムの設置場所及び機器の設置数に応じて、修理用部品の在庫及び保守員の配置を見直す」より回答を導く。
(2)
設問で問われているのは目標値の設定時に考慮する点
・前提条件
Z社(顧客)⇔U社(サービス提供者)⇔C社(供給者:保守サービス受託)
U社とC社で締結したSLA:①顧客であるZ社の目標値を満たす必要有
②締結はしているが合意はしていない点に着目