システム監査技術者試験(PM1_H24-3)

1

問題文[予備調査](1)(2)より、ヘルプデスクで解決できる障害については保守チームへ連携されないことが読み取れる。

(5)より、保守チームに連携された障害についてはシステム障害報告書を作成していることが記載。

利用部門⇒ヘルプデスク⇒(監視チーム)⇒保守チーム(ハードウェア・ネットワーク・アプリケーション)

ヘルプデスク:DBを参照し同一障害の場合は、対応方法を連携。

       問題を解決できた場合は、障害対応を完了する。

監視チーム:障害の切分けを担当

※ヘルプデスク⇒保守チームへ直接連携されることもある。

保守チーム:システム障害報告書を作成

以上より回答を導く。

 

2

(1)

設問 監査要点(オ)に着目し回答を導く。

 

(2)

表1に記載されているケースについて記述が求められている点と設問2(1)に関連している点に着目し具体的に回答。

・承認者が承認を行った日付

月次ミーティングの議事録で開催日及び出席者を確認

⇒予備調査(5)

「再発防止策はシステム運用責任者が、当該ミーティングの結果を受けて、システム障害報告書に承認者として署名した後、実施」

・再発防止策が実施された日付

パッチ適用のシステム日付

 

3

表1(障害の原因)

「システム担当者は、"当社では同様の障害が発生していないので適用する必要がない"と判断」点に着目し回答を導く。

設問で問われている根本原因はE社の根本原因であることも併せて着目。

■根本原因

ex)当社では同様の問題が発生していないから

  └なぜ同様の障害が発生していないと適用する必要がないのか?

  └なぜ同様の障害が発生していないのか?

  └なぜ同様の障害が発生していないと判断したのか?

上記のように問題に対して深掘りしていくことで根本原因がわかる。

 

4

再発防止策を月次ミーティングの前に実施する可能性について言及し回答を導く。

表1より、障害発生から5日経過し再発防止策が適用されることに着目。

また、その間に月次ミーティングが開催されていることも分かる。

月次ミーティングが開催されないと監査要点を満たさないため、緊急性を伴う障害が発生した場合、早急に月次ミーティングの開催の必要性が生じる。

障害発生日:12/19

再発防止策及び実施予定日:12/24