システム監査技術者試験(PM1_H24-2)

1

(1)

移行元の旧債権データと新システムの債権データの違いについて着目し回答を導く。

移行元の旧債権データ:顧客別

新システムの債権データ:売上明細単位

以上より、旧会計システムでは詳細な債権データを管理していないため移行後に不整合が生じる点に着目し回答を導く。

 

(2)

請求データを新システムの財務会計にモジュールの債権データとする場合の考慮事項を理解し回答を導く。

問題文[新システムの導入に伴う債権管理の変革](2)①

「各営業部では、請求システムの請求データについて~修正を行っていたので、会計システムの債権データと一致しない~」

⇒債権データとの調整が困難である。

以上より、回答を導く。

 

2

債権データの詳細な消込作業の役割・責任が各営業部から債権管理課に移管されたことによって、作業のための要員検討や手続き・手順の構築が必要となることに着目し回答を導く。

問題文[新システムの導入に伴う債権管理の変革](1)①より消込処理実施に際し顧客から事前EDIを入手していたことがわかる。

⇒従来消込処理を実施していた営業部から消込情報を入手する手順を確立する。

 

3

(1)

問題文[新システムの債権管理プロセス](3)

「各営業部が債権管理課に~修正依頼を電話で行う。」

各営業部の修正内容の正当性

債権管理課の修正内容の正当性

以上より、承認行為の確認のプロセスが存在しないことに着目し回答を導く。

 

(2)

債権データの修正に関する正当性の問題であり、債権データの修正に関して、正当性を脅かすリスクに着目し回答を導く。

下記の権限が正しく設定していることを確認する必要がある。

債権データの追加・修正入力:債権管理課のみ

各営業部:当該情報の参照のみ