ITサービスマネージャ試験(PM2_H26-1)

〇論文設計テンプレート

太字:問題文抜粋箇所

設問ア

1.移行の対象として私が携わったITサービスの概要

・〇〇サービス

〇〇業を展開している大手

〇〇を活用した当該サービスを営業部へ提供

通販事業者(加盟店):〇〇のリスクを低減し〇〇が可能

購入者:多様な〇〇が可能

〇〇サービス:ITサービスマネージャ

負荷分散装置、WebAPサーバ1.2(2台)、DBサーバ1.2(2台)、Batchサーバ

・現行HW(サーバグループA)の老朽化及びOS・ミドルウェアのバージョンの保守切れ対応

 

2.移行実施計画の策定に当たって特に重要と考えた点

①ITサービスの受入基準に従って移行の対象となるITサービスを検証する方法

・運用体制

新規参画者への案件ルールの周知

・キャパシティ

性能評価方針制定

②移行手順及び移行体制を整え稼働環境に展開する方法

・時間

ハード保守期間終了〇〇〇〇年〇〇月まで

当サービスを含む計〇〇〇システムの移行を実施

(サーバグループA⇒新サーバグループA)

リリース禁止期間1カ月半

・環境

開発環境構築時における個人情報のマスク処理の実施

新サーバグループでサポート対象外の機能対応

・体制の制約

新機能追加対応PJも並行し稼働しているため移行PJと兼業となるメンバーが複数名存在

(開発部・運用部・インフラ部・営業部・ベンダー)

 

設問イ

1.関係者と協議し、決定した対応策と理由

(関係者:開発部・運用部・インフラ部・営業部・ベンダー)

1.1 運用体制

・新規参画者への案件ルール制定

⇒共通基準を設け成果物の品質にバラつきが生じないようにするため

ex)レビュー体制、設計書の雛形、WBS

1.2 キャパシティ

・性能評価方針制定

⇒現新比較を行い性能による劣化を防止するため

1.3 時間

・各システムのマスタスケジュールの作成

進捗管理表の作成

⇒進捗遅延を定量的に把握し対応策を講じるため

1.4 環境

・マスク処理対象項目の選定・実施

⇒個人情報保護・情報漏洩防止のため

・課題管理表の作成

⇒非互換性箇所を調査し移行ノウハウを蓄積するため

1.5 体制の制約

・週次会議の開催

⇒コミュニケーション強化を図り要員追加・スケジュール調整を図るため

 

2.対応策が確実に実施されるための工夫

2.1 運用体制

①案件ルールの説明会を開催

②新規参画者の成果物を責任者が確認し案件ルールに準拠しているか確認

2.2 キャパシティ

①バッチ

現行システムで時間を要しているバッチを選定

②オンライン処理

優先度①:非互換で対応した箇所

優先度②:現行システムで時間を要す処理

トランザクション

 └サーバ:現新比較(アプリログの開始~終了の実行時間を算出)

 └クライアント:ターンアラウンドタイム

SQL

実行時間を現新比較

API

現新比較(アプリログの開始~終了の実行時間を算出)

外部APIの調査

2.3 時間

①進捗遅延を判断する指標を定める(CV/SV)

②進捗遅延に対する対応策の妥当性を検証

2.4 環境

①開発環境構築時の手順にマスク処理を追加

②課題管理表に課題担当者・回答者・対応期限等の項目を設ける。

2.5 体制の制約

週次会議議事録の確認

└必須出席者が参加していることを確認

└欠席の場合:代理出席者が参加していること

└関係者への週次会議議事録の回付

 

設問ウ

1.ITサービスの移行実施後のレビュー結果

・コスト削減

試算通り現行システムより20%削減

・セキュリティ強化

新サーバグループA:ソフトウェアのFW導入

〇改善点

1.1 キャパシティ

①外部APIテストスケジュール

・外部機関のスケジュールを考慮する必要がありスケジュール通りに実施ができなかった。

⇒スケジュール遅延のリスク

②目標値の未設定

・現新比較より改善速度の〇%~〇%をOKとするか明確に定めていない

⇒担当者によって品質が異なるリスク

③専門部署へのチェック依頼

SQLの性能

1.2 時間

・移行対象機能の精査

移行対象として現在使用されていない不要な機能の移行は除外

⇒スケジュールバッファ

1.3 環境

・共通課題管理表作成

当サービスを含む計〇〇〇システムの移行を実施のため

 

2.ITサービスの移行実施後の活用

・組織のナレッジとして蓄積し、共有

⇒先行して実施した当サービスの移行ノウハウを後続チームへ展開

 非互換箇所の少ないシステムをパイロットとし、ノウハウを蓄積

1.1 キャパシティ

①外部APIテストスケジュール

・外部機関のスケジュールを考慮し合意を得た上でスケジュール作成を実施

②目標値の未設定/専門部署へのチェック依頼

・プロジェクト開始前に明確な目標値を定める。

⇒非互換で対応した箇所の教訓を蓄積

1.2 時間

・移行対象機能の精査

移行対象としてシステム単位での精査も実施

並行稼働期間を考慮し最適なスケジュールの見直し

1.3 環境

・共通課題管理表作成

並行稼働期間のサーバ費用の最適化を図る