システム監査技術者試験(PM1_H22-2)

1

問題文[本調査の検討事項](1)①

「在庫がない棚については、棚卸しを行わず、ハンディ端末への入力を行わない。」

⇒在庫がない棚についても確認し、倉庫在庫DBの在庫残高との整合がとれていることを確認する必要がある。

ex)倉庫在庫DB上には在庫があり、実際の棚には在庫がないケースの修正が行われない

 

2

正常な状況であってもシステム間のデータの整合性については、調整が必要である理由について回答。

問題文[本調査の検討事項](2)①より各倉庫システムの倉庫在庫DBの在庫残高はリアルタイムで更新。一方、月次在庫ファイルは夜間バッチ処理で自動更新。

以上より回答を導く。

 

3

倉庫業務の現状から、本社在庫システムを利用した場合の懸念事項に着目し回答を導く。

問題文[本調査の検討事項](3)「ハンディ端末を利用することによって以前より少ない要員で~運用できる」

(3)①障害発生時には本社在庫システムで活用する旨が記載。

[B社システムの概要](1)より本社在庫システムの端末は各倉庫に配置されているため代替可能

⇒小規模倉庫では現在でも活用している。

(3)②より小規模倉庫では運用可能であるが業務量が膨大でハンディ端末のよる作業効率が軽減されていた各倉庫で対応可能かどうかという点に着目し回答を導く。

 

4

倉庫システムと本社在庫システムとの連携に着目し回答を導く。

また、前提条件として障害発生時の対応であることに着目する。

設問2の解答と関連し本社在庫システムと各倉庫システムの更新タイミングに着目。

本社在庫システム在庫DB:1日4回連携

各倉庫システム在庫DB:リアルタイム更新

以上より事務担当者は本社在庫システムを使用する際にはデータ反映の遅れについて考慮する必要があることがわかる。

 

5

本社在庫システム:9年前から稼働

倉庫システム:3年前に導入

問題文より5年前からデータバックアップ手順書及び復旧手順書の内容が見直されていないことがわかる。

⇒倉庫システムのデータ復旧の手順の記載がない可能性が高いことに着目し回答を導く。