システム監査技術者試験(PM1_H24-4)

1

リハーサルと本番移行が同じ条件であるかどうかに着目し回答を導く。

 

2

・リスク

移行用プログラムの修正によってデグレードが発生したり、それによって、本番データの移行やその後の新システムに影響を与えたりする可能性があるというリスクについて回答。

・監査手続

問題文[本調査の実施](2)より単体テスト及び結合テストの実施後に移行用プログラムが修正されている点に着目。

修正理由:システムテストでデータ不備が発見

以上よりシステムテストでのバグを修正した結果、結合テストで問題がなかったロジックに影響が生じて結合テストで新たにバグが生じる可能性に言及し回答を導く。

監査技法:ドキュメントレビュー法

監査証拠:修正された移行用プログラムの結合テストの実施/テスト結果報告書

〇前提条件

単体テスト結合テストシステムテスト

■参考

https://hnavi.co.jp/knowledge/blog/system_test/

 

3

本番でのデータ移行後の限られた時間の中で移行処理の結果を確認するためのコントロールについて回答。

表2マスタデータの内容確認よりサンプリングによる現行比較は実施していることがわかる。

そのため、完全性と正確性の観点に着目し解答を導く。

・完全性

トランザクションデータの確認では現行との処理件数が一致していること確認しているがマスタデータの内容確認では実施していない点より回答を導く。

・正確性

顧客ランクの正確性は現行比較ができないため有識者が正しく設定されていることを確認する。(サンプリング)

 

4

移行作業中に予期せぬトラブルが発生した場合に迅速に対応するためにあらかじめ準備しておくべきコントロールについて回答。

継続するか中止するかの判断基準やタイムリミットの明記が必要なコントロールであることに着目。