ITサービスマネージャ試験(PM1_R1-3)

解説

1

インシデントの原因:表1項番4

運用監視画面の見間違い

└運用監視画面には“S102が正常”と表示されていたにもかかわらず、オペレータは“S101が正常と錯覚”

チーム特性:再起動作業はオペレータ1名によって実施

⇒2名体制で相互確認の上、実施していれば当該インシデントは発生していない可能性がある。

 

2

(1)

設問より「全チーム平均との比較した内容」に着目。

問題文「チームの稼働率が全チームの平均(50)よりも高いチーム」

⇒表2よりチーム名称a(70),b(65)が対象

⇒チーム名称a,bが全チームの平均を上回っている項目を回答

ヒヤリハット(合計件数)

⇒全チームの平均40.0に対してa(86),b(44)

 

(2)

設問より「インシデント件数が多い上位2チーム」に着目。

⇒表2よりチーム名称a(8),c(5)が対象

⇒チーム名称a,cが全チームの平均を上回っている項目を回答

ヒヤリハット(軽微)

⇒全チームの平均30.0に対してa(59),c(33)

 

3

(1)

設問で問われているのは“分類項目”である点に着目。

分類項目=図1(①~⑨)であるが文字数を考慮。

問題文「ヒューマンエラーの事象の原因を9種類に分類」より回答を導く。

 

(2)

図2(Ⅳ)より縦軸は合計件数となることが読みとれる。

合計件数を具体的に記載すると表3合計(インシデント+ヒヤリハット)220が上限となる。

以上より、回答を導く。

 

(3)

設問で問われているのは「80%となるまでの分類項目」

220(件数)*0.8(%)=176

ヒューマンエラー事象の原因の合計件数が多い順は以下である。

②①③⑥④⑤⑧⑨⑦

80%の件数176に達するまで合計件数を多い順に足していく。

その結果、②+①+③+⑥=176である。

以上より、回答を導く。

 

(4)

設問で問われているのは小数点第一位を四捨五入して整数で求める点に着目。

「ヒューマンエラー事象の合計件数(220件)を半減(220/2=110件)するためには、改善対象とした分類項目の合計件数(176)の何%削減する必要があるか」

110/176:2で除数(計算を簡素にするため)

55/88:110で除数(計算を簡素にするため)

5/8=0.625≒63%