ITサービスマネージャ試験(PM2_H22-1)

〇論文設計テンプレート

太字:問題文抜粋箇所

設問ア

1.私が携わったITサービスの概要

・〇〇サービスの運用

〇〇業を展開している大手

〇〇を活用した当該サービスを営業部へ提供

〇〇サービス:ITサービスマネージャ

構成品目:ハードウェア、ソフトウェア、データセンタ等

CMDB:構成品目に関する情報を一元管理

 

2.CMDBの利用において発生した問題及びその原因

障害発生時のサービス停止が長引く(問題)

⇒原因:CMDBに現在のベンダー担当者の連絡先登録なし

    └ベンダー:〇〇担当者(当該サービスの外部連携システム)

ライセンスの有効期限切れによるサービス停止(問題)

 SSL更新:セキュアID使用料

⇒原因:CMDBの登録なし

    └ライセンス保守の終了期限管理が属人化

 

設問イ

1.設問アで述べた問題に対して実施した改善策

1.1 必要となる構成品目をCMDBに追加

設問ア2①を追加:ベンダーの連絡先

1.2 CMDBの運用ルールを徹底

責任者を定めて運用ルールの順守状況をチェック

1.3 ツール導入

・改ざん検知の導入(ソフトウェア)

 └タイムスタンプ及びハッシュ値の前日比較を実施し差異があれば通知

 └(構成品目の情報を自動で収集するツールを導入)

・設問ア2②を追加

 └保守契約の満了やディジタル証明書の有効期限を自動通知する仕組みを導入

 

2.特に工夫した点

2.1 リリース管理システムからの棚卸

・リリースのあったシステムの一覧と作業内容をリリース管理システムから抽出し棚卸

 └確認実施者/確認日

 └実施背景:リリース後のCMDB更新漏れのケースが多いため
※リリース管理システム:各システムのリリースを管理(作業依頼などを含む)

2.2 月次定例会次第の見直し(営業部⇔運用・開発)

・ライセンス終了期限管理を追加

 

設問ウ

1.設問イで述べた改善の具体的な効果及びその評価

1.1必要となる構成品目をCMDBに追加

効果:〇〇システム関連ベンダーの連絡先網羅

評価:障害発生時に担当者との連絡が即時取れる体制を構築

1.2 CMDBの運用ルールを徹底

効果:リリースに伴うCMDBの更新漏れが90%に削減

評価:責任者の負荷が増大したが、目標通り改善結果を得られた。

1.3 ツール導入

・改ざん検知の導入

効果:リリース後の資産差異及び想定外の資産変更を自動検知

評価:自動検知後に担当者によるCMDBの更新が可能となり自チームに更新漏れ0件

・設問ア2②を追加

 └保守契約の満了やディジタル証明書の有効期限を自動通知する仕組みを導入

効果:ライセンスの有効期限切れによるサービス停止発生件数0件

評価:自動通知の仕組みによる抜け漏れのない管理が可能

 

2.CMDBの更なる活用に向けた課題

2.1必要となる構成品目をCMDBに追加

課題:営業部からの情報連携に伴い更新が可能。

   最新情報を維持するため定期的な棚卸が必要。

   他システムの状況によって現在必須項目の設定を見直す必要あり。

2.2 CMDBの運用ルールを徹底

課題:更新履歴を管理⇒都度関係者へ変更履歴をメールする仕組みを構築

   責任者の棚卸負荷が増大⇒リリース管理システムとの自動連係を検討

2.3 ツール導入

・改ざん検知の導入

課題:自チームのみで導入しているため他チームへの展開を実施

・設問ア2②を追加

 └保守契約の満了やディジタル証明書の有効期限を自動通知する仕組みを導入

課題:月次定例会による共有のみであるため自動通知の宛先に営業部関係者を追加。