ITサービスマネージャ試験(PM1_H23-4)

解説

1

・1つ目

問題文「不整合を解消するためには直前のバックアップからデータをリストアする必要がある。」に着目。

⇒「バックアップからデータをリストアするためのリストアジョブが用意」

・2つ目

問題文「ジョブが異常終了した場合は後続ジョブを自動的には起動させない」、「次回のオンラインを開始するまでに正しい業務日付に更新しておく必要がある。」より1-2の異常終了後に手起動で1-3を実行する必要がある。

※設問で問われているのはオンラインを正常に開始するための対応であるためジョブ番号1-4の起動は不要。

以上より、解答を導く。

 

2

(1)

表3項番3「毎月10日の3時を開始時刻として、連続7時間のメンテナンス作業時間を確保し、セキュリティパッチの適応などを行う。」

⇒終了時刻が10時となりオンライン開始前までに間に合わない。

以上より、解答を導く。

 

(2)

設問より、1年後に新たに発生する問題点について問われている点に着目。

問題文より5年後には日次バッチ、月次バッチともに最大1時間延伸の旨記載。

60分÷5年=12分(1年後)

〇1年後月次バッチ処理が異常終了した場合

月次バッチ:7時12分終了(4時間12分)

結果確認:7時32分終了(20分)

リカバリ:9時12分終了(1時間40分)

以上より、オンライン開始時刻の9時までに完了しない点に言及し解答を導く。

 

(3)

バックアップの内容がバックアップの目的に合わせて正しく取得されているか、不要に取得されている内容はないかといった実務的な視点から対策を立てる。

表1ジョブ番号1-4と2-2を比較し重複分の在庫データと業務日付データのバックアップは2-2では取得不要であると考える。

また、ジョブ番号2-1で加工・集計しているデータも販売データのみである点にも併せて着目。

以上より、解答を導く。

 

3

(1)

問題文「7時から23時までの時間帯に、休憩中のオペレータを除いても常時、2名以上がオペレーションできる状態で勤務する体制」、「シフト構成は変更せず、各人の休憩時間はシフト内で変更可能」に着目。

⇒シフトAとシフトCは重複時間がないため2名必要

 シフトBはシフトAとシフトCで時間帯が重複しているので1名でも対応可

以上より、解答を導く。

 

(2)

問題文「オペレーション手順書の更新は後日行うこととした。」に着目。

⇒[トラブル発生]「操作端末の表示画面はオペレーション手順書の記載と異なっており」

⇒想定よりも時間を要しオンライン開始までに間に合わなかった。

以上より、解答を導く。