解説
1
(1)表3を使用して算出する点に着目。
表4より現在のWebサーバのCPU使用率は48%である。
表2の現在のトランザクション数より使用率48%を1:0.5で配分する。
〇現在
PC会員:10,000(32%)1.0
携帯会員:5,000(16%)0.5
※表3より携帯電話のCPU負荷が1.2倍である点に着目。
10,000:5,000×1.2
=10,000:6,000
=10,000:6,000
=5:3
以上より48%をPC(5)と携帯(3)の割合で配分するとPC(30%)、携帯(18%)
〇1年後
PC(30%)、携帯(18%)である点に着目。
(30×9,000)÷10,000=27
(18×12,000)÷5,000=43.2
27+43.2=70.2≒70
(別解)
①現在のWebサーバのCPU時間
PC会員:1.0(表2)×1.0(表3)=1.0
携帯会員:0.5(表2)×1.2(表3)=0.6
合計1.6
②1年後のWebサーバのCPU時間
PC会員:0.9(表2)×1.0(表3)=0.9
携帯会員:1.2(表2)×1.2(表3)=1.44
合計2.34
③表4より現在のCPU使用率は48%
1.6:48%=2.34:X%
1.6X=0.48×2.34
X=(0.48×2.34)÷1.6
X=70.2≒70%
(2)
表5より1年後のGBを計算
240+420+1050=1710GB
表4よりしきい値は50%である点に着目。
1710×2=3420GB必要
3420-3000=420
※問題文「ディスクドライブは現在10台~1台当たりの容量は300GB」より3000GB
420÷300=1.4≒2台
2
(1) (2)
問題文「トランザクションのピーク時間帯に、APサーバで予約状況表のプログラムが実行されていた。」が原因である。
⇒大量データを参照するためCPU負荷が高い。
⇒性能テスト実施時に当該プログラムを実行し確認することで当該事象を検知可。
以上より、解答を導く。
3
(1)
問題文「システム部は応答遅延の問題を発見できるように、キャパシティ管理の管理項目を追加することにした。」に着目し回答を導く。
(2)
問題文「しきい値を設定して管理している。また、これらの使用率を定期的に測定し、この測定結果を基に、各リソースの増設要否を判断している。」より設問3(1)の応答時間のしきい値を設定し実績値と比較する点に言及し回答を導く。