解説
1
表1項番2参照
・年間総稼働時間
24時間×365日=8760時間
・年間計画停止時間
9時間×12か月=108時間
計画停止以外の年間サービス停止時間:50時間
以上より、以下の計算で稼働率が求められる。
{8760-(108+50) }÷(8760-108)×100≒99.42%
2
(1)
・1つ目
問題文[クラウドサービスの活用]「プラットフォーム部分の稼働率は99.9%以上にする必要がある。」
⇒表2項番2:99.5%以上で要件を満たしていない。
・2つ目
表2項番4:障害発生時間の連絡時間 規定なし
⇒表1項番4:障害検知から30分以内に連絡
以上より回答を導く。
(2)
設問よりリソース追加の所要時間のみ問われている点に着目。
└表3項番2については言及する必要がない。
表1項番1「3秒超えた場合は、システムを停止させずに、応答性能の改善を2時間以内に実施」
⇒表2項番1:依頼から1営業日以内のためサービスレベル目標を満たさない
⇒表3項番1オプション追加によって依頼から30分以内で実施可能でありサービスレベル目標を満たす。
以上より回答を導く。
3
(1)
設問より確認作業の短縮を行わなかった場合について問われている。
表1項番3:復旧時間 5時間以内に復旧
表2より「プラットフォームの復旧時間は4時間以内」
⇒復旧時間(4時間)+確認作業(1時間30分)=5時間30分でサービスレベル目標の5時間を満たさない。
※プラットフォームの復旧時間は3時間30分を超えた場合、サービスレベル目標を満たさない。
・確認作業30分短縮後
復旧時間は(4時間)+確認作業(1時間)=5時間でサービスレベル目標の5時間を満たす。
(2)
リソースに関する計画や各種実績値に着目。
本格サービスに先立って初期提供期間を設けた意図を考える。
問題文「8月1日から9月30日までの2か月間は、オンラインショッピングサイトの初期提供期間として位置づけ」,「8月1日からは、初期提供期間の利用者に見合ったリソースで運用する方針」に着目。
⇒利用者数に見合ったリソースで応答時間3秒以内を遵守できているかどうかを確認
└リソースの利用状況と応答時間の実績値を確認
(3)
問題文「サービス稼働中は、利用者が快適に使用できる環境を提供したい。」に着目し回答を導く。