ITサービスマネージャ試験(PM1_H26-3)

解説

1

(1)

表1段階的取扱い①③に着目。

表1①

問題文[空調機に発生したインシデントとその対応]③「オペレータは、障害対応マニュアルを参照したが、当該メッセージについての対応指示の記載はなかった。」より専門部署に回復処理を依頼する必要があるが問題文には記載がない。

表1③

解答には表1③についても言及しているが、問題文に具体的な記載がないため判断が難しい。

22時に警告メッセージが出力(目標復旧時間:8時間以内)されているにも関わらず、翌日の8時の運用会議時点でも解決していない。

以上より、解答を導く。

 

(2)問題文に解答がないパターン

設問より、温度異常につながる温度の上昇を早期発見するための改善策(表示メッセージ)について問われている点に着目。

⇒新たな閾値を追加(温度警告用)

問題文「サーバルームの温度がデータセンタで定めた温度基準値を超え、重大な事態になる状況であった。」

⇒警告メッセージを出力

※種類が異常ではなく警告である理由は、表2内容より判断。

以上より、解答を導く。

 

2

情報セキュリティ管理における物理的入退管理策としての本人確認の必要性に着目。

設問より、許可された者だけにアクセスを許すための確認。

⇒写真付き社員証や運転免許証等によって入室者の顔と氏名を確認。

 

3

キーワード:変更を展開する作業

(1)

問題文[新規システムの受入れに伴う変更]「V氏は承認された変更内容に基づき、新規に収容する機器の情報をラック収容情報としてCMDBに登録し、更新した」

⇒V氏はラックの収容状況を確認せず、承認された変更内容に基づきCMDBに登録

以上より、解答を導く。

 

(2)

下線(イ)前文「データセンタに構築されている構成品目と構成情報とで不一致が発生」

⇒原因3(1)を基に解答を導く。