※2023年9月の試験状況になります。
今後変更になる可能性もございますので参考程度に確認頂けますと幸いです。
PMP試験は情報が少ないため私が受験時までに知りたかったこと等を記載。
今後、受験される方に少しでも参考になると嬉しいです。
〇合否:合格
People:Above Target
Process:Above Target
Business Enviroment:Above Target
高い水準で合格できたが、試験中の出来は合格しているか定かではない状況
今まで受けた試験で最も合否や得点が想像できない試験である点が特徴
〇私のスペック
Sierで10年間勤務(30代前半)
応用情報に4回目で合格する程度の学力
〇勉強時間
6月:79時間15分(公式35時間研修含む)
7月:92時間
8月:117時間
9月:20時間
自身の学力が低いことを自覚しているため勉強時間は多く確保
勉強が試験の合格に繋がっているのかどうか実感がしずらい
研修等も含めて全費用が会社負担のため1回で合格する必要があったためやるべきことは全て実施
〇使用教材
・公式研修テキスト
└スライドのため使用しずらい
└主に講師の発言を確認
・アジャイル実務ガイド
・PMBOK第6版
・PMI倫理規定
・研修会社のテキスト、問題
・Udemy
└PMP関連の講座、模擬試験
・イトーダさんのYouTubeチャンネル
└合格者インタビュー
・所感
教材のページ数が膨大なため検索機能のあるPDFで使用することがお勧め
特にPMBOKは辞書として使い、1度調べた箇所はアンダーラインを引くことで確認箇所を把握
PMIサイトからダウンロードした際は編集機能がロックされているためFireFoxでPDFを取り込み再度保存することで編集可能
可能であれば自己学習時(模試)に230分のカウントダウンで勉強した方が良い。230分でのカウントダウンは受験前から知っていたが、PC搭載のタイマーは3時50分00秒でのカウントダウンのため本試験では少しイメージがしずらかった。
〇受験会場
・東京受験(帝国ホテル)
・1階にコンビニ有
└休憩時間の軽食を用意可
※ウォーターサーバーが待合室に有
・予約時間よりも早く受験可
※1時間前に到着しましたが即座に受験可
・待合室で勉強して待つ事は不可
・ロッカーは大きめが4つ、小さめが9つ(記憶曖昧)
※ロッカーに鞄を入れる前に手前に軽食や目薬を出しておく必要有
休憩時間にロッカーを開けることは可能だが手前に置いたものしか使用不可
鞄に入れているものを出そうとして注意を受けている人がいた。
└理由を言えば、使用可能だが少し高圧的で驚く方もいるので注意
・トイレは同フロアにあり試験前と休憩10分で使用
※休憩時間に待合室に行く場合、退出したタイミングで待合室の時計を見る必要有
10分過ぎてしまうと自動で試験は次の60問が開始され時間がカウントダウンされる。
・受験前に耳栓が必要か問われるがヘッドフォン型の耳栓は自席に有
└一応貰ったが使用していない。
・メガネは録画機能がないかチェック
・ポケットの中身は見せる必要有
└持ち込み可能は身分証明書とロッカーのカギのみ
・ペンは乾燥によりインクが出ない可能性有
└使用する人はキャップを開けっ放しにしないように注意
・入退室に身分証明書は必ず見せるので自席に忘れないように注意
〇試験の戦略
前半80分、中盤75分、終盤75分
・前半60問が難しいとの情報のため90分まで確保可能としたが、問題を見てもいない状況で中盤と終盤を70分で解くのはリスクがあると判断し試験中に方針を変更
・蛍光線と打消し線を利用可能だが問題文が長い場合や試験の中盤で集中力が切れた際に使用すると良い。全ての設問に使用していた場合、時間が足りない。
・見直しフラグは使用したが見直す時間はなかった。また仮に見直したところで回答が変わることもないと思われる。計算問題などはチェックして見直すことはお勧め(1問出題)
・60問終了したタイミングで回答していない問題がないかの確認ができるボタンがあるため抜け漏れがないことを確認した方が良い。
〇試験内容
・選択肢4つの中から選択肢を1つ選ぶものが9割(ラジオボタン)
・2個選択が5問程度(チェックボックス)
・ドロップ&ドラッグ2問
例)選択肢に用語が4つありそれに紐づく内容を指すものを選ぶ(近接度・緊急度)
・計算問題1問有
年間の外部コストが〇円、内部コストに変更の費用〇円
3点見積で平均値を算出してからいくらの費用削減になるのかという問題
・契約の種類やEVMは出題なし
└問題文にタイム&マテリアル契約の記載有
・所感
PMIが提供している問題のような10行程度の問題が180問だと時間が足りないと試験前に感じていたが、2行程度の問題もある。試験開始して早々に思ったのが難しいといわれる前半の60問の問題文が想像よりも短い文章で安心した。
また、単語を問われる問題はなく試験を終わった段階でどんな問題が出たか全くイメージできないのが特徴。そのため問題を解いている中で、次の問題に移っても引きずることはなかった。今回1回で合格することができたがもし不合格の場合、何をしたら受かるのか正直わからない試験だった。正答率の低いエリアが分かったところで対策のしようがないと感じた。私は勉強時間が多かったが受かる人は数時間の勉強で合格できると感じた。その一方で受からない人はいくら勉強しても受からないのではといったイメージを持った。
〇勉強方法と理解度のレベル
・公式研修で講師が発言したポイントは抑える。
・全体フローを第三者に説明できる水準
・ITTOは暗記していないが、用語が書かれているカードがあれば並び替えて説明できる水準
・練習問題等で何回か同じ問題を間違えた場合、自身が選択した回答をなぜ選んだのかを文章として記載する。一方で正答の選択肢がなぜ正しいのか文章として記載。誤った個人解答と正答の解答のアプローチの違いを理解することを実施。
全ての設問で上記の方法を取ると膨大な時間を要するので何度も間違える問題のみ実施する方が良い。
・問題を暗記してしまうと勿体ないため1度解いた問題は期間を空けてから解く。
・所感
試験に役立ったと断言できる勉強内容は特になかったです。何をすれば得点が上がるのか、合格水準に達するのか勉強中も日々手ごたえがなく悩んでいました。
試験中に意識したポイントは、設問で問われているのはどのプロセスかという点です。
そのポイントを抑えることで2択で絞った後に最後の1つが選択しやすくなったと感じました。
〇おまけ
試験問題の1つに宝くじの機械が壊れて同じ番号を2枚発行してしまったという類の問題がありました。
スポンサーに追加の資金を要求する。当たる確率が低いから大丈夫だと言ってステークホルダーを安心させる。という2つの選択肢がありました。
仮に1等10億だった場合、20億の予算をスポンサーに用意させたりプロジェクトマネージャがステークホルダーに当たる確率低いから絶対に大丈夫です。と言い切っている姿を想像してしまいツボに入ってしまいました。時間もなく受かっている自信もないくせに1分程ニヤニヤしていました。
受験される皆さんは問題ないと思いますが気を付けて下さい。
もし他にも気になることがございましたら、私の記憶が鮮明な内にご質問頂ければ回答致します。