ITサービスマネージャ試験(PM2_R5-2)

〇論文設計テンプレート

太字:問題文抜粋箇所

設問ア

1.ITサービスの概要

・〇〇サービスの運用

〇〇業を展開している大手

〇〇を活用した当該サービスを営業部へ提供

通販事業者(加盟店):〇〇のリスクを低減し〇〇が可能

購入者:多様な〇〇が可能

〇〇サービス:ITサービスマネージャ

負荷分散装置、WebAPサーバ1.2(2台)、DBサーバ1.2(2台)

外部連携機関:I社Sシステム

エラー監視専門ベンダー:N社

 

2.リリースの内容及び特定したリスク

〇リリースの内容

組織改正に伴う〇〇のため大幅なシステム改修が必要

リリース日:4月第1営業日

※組織改正に伴うためリリース日の変更は実施不可

 

〇特定したリスク

①開発工程に遅延が発生し必要な機能のリリース不可

②利用者の応答速度が現行システムよりも悪化

③リリース後に大量のエラーが検知され運用負荷が増大し営業部と提携したサービスレベルを満たさない

 

設問イ

1.リスクを回避又は軽減するために採用した方策

①開発工程に遅延が発生し必要な機能のリリース不可

・営業部と調整しリリース機能の業務優先度を設定

ex)第1営業日リリースのため月末処理の優先度は低く4月中旬の再リリースによって対応等

②利用者の応答速度が現行システムよりも悪化

展開前に本番環境に近い環境で試験を実施

 └現行システムとの性能に相違がないことを確認

SQLチューニング/インデックス・統計情報の見直し

・画面上でのデフォルト値の変更

③リリース後に大量のエラーが検知され運用負荷が増大し営業部と提携したサービスレベルを満たさない

・ベンダーN社と開発部と調整しエラー監視文言の見直しをリリース前に実施

・リリース後に開発部と並行運用稼働期間を設ける。

 └問合せ数・エラー検知数の推移に基づいてスケジュール期間を定める。(開発部責任者と合意済)

 

2.展開計画について

①開発工程に遅延が発生し必要な機能のリリース不可

・業務優先度が高い機能や対象範囲を限定し段階的に展開

②リリース後に定期的に発生する調査・作業依頼の自動化を実施

作業の時間の短縮や展開作業におけるミスの混入を防止

・データベース変更に伴う対応時のSQLの見直し(OraclePostgreSQL

 

設問ウ

1.採用した方策の評価と課題

①開発工程に遅延が発生し必要な機能のリリース不可

〇評価

・開発工程の遅延が発生したもののリリースした業務優先度の高い機能について品質は良好

〇課題

・特定機能の仕様や操作方法に関する問合せがリリース後に多発

 └予めFAQを作成し営業部へ連携

 └4月中旬再リリース分については予め想定し得るFAQ連携済

②利用者の応答速度が現行システムよりも悪化

〇評価

・現行システムと同等の応答速度を維持

〇課題

・I社Sシステムとの通信でタイムアウトが〇件発生

 └I社及び運用・開発部、協同で原因分析を実施

 └当社システムについては、MTR情報及びパケットキャプチャ導入を実施

③リリース後に大量のエラーが検知され運用負荷が増大し営業部と提携したサービスレベルを満たさない

〇評価

開発部の並行運用期間を問合せ件数やエラー件数を基にスケジュールを定めていたため営業部へのサービスレベルを低下させずに運用業務を遂行できた。

〇課題

エラー監視文言一覧や監視項目を他チームの評価指標から自チームで転用できるものを導入し、より精度の高い監視を実施する。

 

2.展開計画の評価と課題

①開発工程に遅延が発生し必要な機能のリリース不可

〇評価

第1営業日に実施したリリースした品質は良好

〇課題

開発工程における遅延の根本原因を調査

└ITサービスマネージャとして上流工程から参画し運用観点を共有

└スケジュール遅延を即座に把握し回避策の策定

②リリース後に定期的に発生する調査・作業依頼の自動化を実施

〇評価

作業の時間の短縮や展開作業におけるミスの混入を防止に加え作業標準化による運用部要員の有効活用を実現

〇課題

・会話型シェルを導入

 └各チーム共通で実施するリリース時における作業コマンド

 └自チームのみならずチーム全体の作業時間の短縮やミスの混入を防止する。

 

■用語

・DevOps

アプリの開発チームと運用チームが協力することにより、迅速かつ柔軟なサービス提供を行うための考え方や仕組み。

DevOpsとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 (i-3-i.info)