ITサービスマネージャ試験(PM2_H22-2)

〇論文設計テンプレート

太字:問題文抜粋箇所

設問ア

1.私が携わったITサービスの概要

・○○サービスの運用

○○業を展開している大手

○○を活用した当該サービスを営業部へ提供

○○サービス:ITサービスマネージャ

リリース:○○に伴うシステムの大規模改修

 

2.リリースの検証及び受入れの概要

実装直前に行うリリースの検証及び受入れは、重要なプロセス

①受入テスト環境の構築

作業内容:DBサーバ移行

新サーバと同一の環境を構築し受入テスト実施

②実装手順及び不測の事態に備えた切り戻し手順の作成

データ移行手順書・リリース手順書の切り戻し手順作成

③人的リソースの確保

データ移行バッチ処理の人的リソース確保(開発・運用部〇名)

 

設問イ

1.リリースの検証及び受入れの時に発生した問題

1.1 緊急の受入れ要請があり、受入れテストを十分な時間を確保できない。

前提条件:○○に伴うリリースのためリリース日の変更不可

     開発スケジュールに遅延が発生し受入テスト期間が十分に確保できない

1.2 受入れテストの結果、運用機能の改善が必要であると判明した。

特定機能におけるSQLのレスポンスタイムが現行よりも悪化

1.3 実装に当たり、当初想定した以上の作業要員が必要であると判明した。

・データ移行バッチが正しく動作しないケース

 └現新でDBサーバの製品が異なるため手作業での修正が必要

・本番稼働後の問合せが多発するケース(新機能)

 

2.問題解決に向けて利用者、関連部門などと協議した対応内容及び実施した対策

2.1 緊急の受入れ要請があり、受入れテストを十分な時間を確保できない。

受入テストの優先度を設定:使用頻度に応じ本番稼働後に実施(月末処理等)

2.2 受入れテストの結果、運用機能の改善が必要であると判明した。

統計情報の見直し

└テーブルの再編成・インデックスの再構築

2.3 実装に当たり、当初想定した以上の作業要員が必要であると判明した。

・運用部担当者を〇名追加し実施

・FAQの整備及び開発要員の本番稼働後の並行運用期間を確保

 

設問ウ

1.設問イで述べた問題の根本原因

1.1 緊急の受入れ要請があり、受入れテストを十分な時間を確保できない。

運用部担当者が開発工程の進捗をタイムリーに把握できていない

要件定義段階で運用観点が不足

1.2 受入れテストの結果、運用機能の改善が必要であると判明した。

性能テストのテストケースが不十分

1.3 実装に当たり、当初想定した以上の作業要員が必要であると判明した。

・DBサーバの製品相違点を考慮したデータ移行バッチが作成されていない。

・新機能におけるユーザ部門からの問合せ数を想定していない。

 

2.再発防止に向けて講じた施策

2.1 緊急の受入れ要請があり、受入れテストを十分な時間を確保できない。

運用部担当者が開発工程から参画し遅延発生を即時に把握し対応策を検討

運用設計を運用部が主導で実施

2.2 受入れテストの結果、運用機能の改善が必要であると判明した。

実データと同等の内容で性能テストを実施

全機能のレスポンスタイムを測定

2.3 実装に当たり、当初想定した以上の作業要員が必要であると判明した。

・移行バッチ処理のレビュー体制を強化

・ユーザ部門からの問合せ数が平均〇件まで開発部担当者が並行運用を実施