システム監査技術者試験(PM2_H25-2)

〇論文設計テンプレート

太字:問題文抜粋箇所

1. システム開発の概要と体制及び方法等

※要件定義の役割分担、方法、文書化状況なども含めて記載

1.1 システム開発の概要とプロジェクト体制

・概要

〇〇システムの再構築

└グループ会社統合による業務移管の見直し

└現行システムの課題解決

・体制

顧客:営業部(システムオーナ)

当社:開発部(プロジェクト責任者:PL)、運用部(運用責任者)、外部委託(N社)

※N社との契約

要件定義工程:準委任契約

開発工程~テスト工程:請負契約

1.2 実施方法

・営業部の要望をヒアリング

・文書化状況

SVN上で管理

開発部:文書化

運用部:SVN管理

 

2. 不適切な要件定義による失敗及びトラブル

※原因を含めて記載

2.1 要件定義の体制と役割分担

・体制

要件定義:N社(準委任契約)

当社の参画が不十分で顧客要望が取り入れられない。

・役割分担

機能要件:開発部・N社

非機能要件:運用部

⇒現行環境と異なるため顧客要望を満たさないSLAとなる。

2.2 要件定義の方法

要件定義:当社・N社

顧客:営業部

・PL、運用部責任者不在

⇒スケジュール調整が出来ず進捗遅延・スコープ範囲外の要件を取り込みコスト超過

・要件定義が経営戦略との整合性が図れていない。

2.3 要件定義の文書化状況

・当社独自の用語や表現によって要件定義が作成

⇒後工程を担当するN社との認識相違が生じる。

・レビュー体制が不十分でSVN上で最新の文書が管理されない。

 

3. 要件定義の適切性に関する監査

監査手法:ドキュメントレビュー法、インタビュー法

3.1 システム開発の企画の監査

監査証拠:経営戦略中長期計画、システム化計画書

確認事項

・経営方針との整合性が取れていること

・システム化計画の妥当性

・費用対効果

3.2 プロジェクト体制の決定

監査証拠:体制図、責任分担表、経歴書、会議議事録

確認事項

・要員数が適切であるかどうか

・業務分担と責任体制が明確になっているか

3.3 要件定義

監査証拠:要件定義、レビュー指摘票、用語一覧、プロジェクトスコープ定義書

確認事項

・顧客要望が取り入れられているかどうか

・スコープ範囲内であるか

3.4 設計

監査証拠:要件定義、設計書、対応表、レビュー指摘票

確認事項

・承認ルールが明確

・レビュー体制

3.5 テスト

監査証拠:テスト結果票、レビュー指摘票

確認事項

・指摘箇所が修正されているかどうか