システム監査技術者試験(PM1_H29-2)

1

各開発部に周知されていることについても言及し回答を導く。

[詳細設計工程に完了判定に関する確認](1)

「単純ミスや標準に合致しない記述の修正指摘などは重要性が低いと考え品質管理部への報告書では除外」

⇒PLは重要性が低いと判断したが品質管理部は重要と判断した場合、必要な指摘が報告されない。

PLの判断指標と品質管理部の指標は一致しているかどうかの観点に着目。

 

2

工程完了の基準を満たさないプロジェクトに関する判定の妥当性を確認する監査ポイントを回答。

流用した設計書のシステムの品質評価結果についての回答は不適当。

レビューの指摘密度が指標値を満たさなかった理由について、品質管理部が、"過去に開発したシステムの設計書を流用できたこと"などの理由の妥当性を審査して承認していることをシステム監査人は確認すべきである、という点を理解する。

・[詳細設計工程の完了判定に関する確認](2)

「監査部は、品質管理部に確認し、工程完了の判定は妥当であると判断」

・[品質管理基準の概要](3)

「実績値が指標値の上下20%の範囲を超えた場合は、品質管理部が審査することによって、次工程への着手が認められる。」

以上2点より、回答を導く。

 

3

(1)

[詳細設計工程の完了判定に関する確認](3)

表計算ソフトを使用して、レビューアごとの指摘区分別の指摘項目数をカウント」

⇒レビューアごとの指摘区分別の指摘項目数から確認したことを回答。

 

(2)

設問に記載されている"監査部が実施した監査手続きの改善点"という設問の趣旨を理解し回答を導く。

問題文より3件のレビュー記録票だけを確認している。レビューアの指摘が適切であるか確認するにはもっと多くのレビュー記録票を確認する必要がある。

 

4

システムテスト工程の完了判定基準について、不足している可能性ある項目について着目し回答を導く。

テスト標準の内容として表1に示されている項目が工程完了の判定基準に含まれているか確認する。

[システムテスト工程の完了判定に関する確認]より、不具合が解決すればシステムテスト工程の完了としている。

一方、表1テスト標準・[品質管理基準の概要](3)よりテスト工程におけるテスト密度、欠陥密度が判定基準に含まれていることがわかる。

以上より回答を導く。