システム監査技術者試験(PM2_H23-2)

〇論文設計テンプレート

太字:問題文抜粋箇所

1. 組織の概要とベンダマネジメントの状況

1.1 組織の概要

・グループ会社へシステムを提供しているユーザ系Sier

・プロパー:上流工程

・ベンダ :開発(ベンダ数が増加傾向)

・インフラ:顧客要望に基づきハードウェア・ベンダから調達

1.2 ベンダマネジメントの状況

〇背景

顧客からの値下げ要求が高まりコスト削減が経営課題

〇現状

ベンダは過去実績のみで選定

〇今後

ベンダマネジメント管理規定に準じて選定

組織共通の基準や手順に基づき選定

 

2. ベンダマネジメントの問題点とリスク

組織横断的な観点から記載

※リスクに対するコントロールについても2又は3で記載

2.1 コスト面の問題点とリスク

〇問題点

ベンダ及びその製品・サービスの選定や契約が部門ごと、担当者ごとに実施

〇リスク

調達費用が割高になる可能性

〇コントロール

ベンダマネジメント管理規定に基づきAランク企業を選定

2.2 品質面での問題点とリスク

〇問題点

取引するベンダの数が増加

〇リスク

財務基盤や内部管理体制が弱いベンダと取引する可能性

〇コントロール

各ベンダのプロジェクト管理規定を提出

⇒プロジェクト管理体制をチェック

2.3 納期面の問題点とリスク

〇問題点

担当者任せの納期の順守⇒進捗管理の計算方法が異なる

〇リスク

担当者によって遅延が生じる可能性

〇コントロール

ベンダマネジメント管理規定に進捗報告の基準を明記

 

3. ベンダマネジメントの監査を行う場合の監査手続

※監査手続を記載する前にリスクに対するコントロールについても2又は3で記載

 └設問イで記載済

3.1 コスト面の監査手続

ベンダ選定評価表⇒評価項目の妥当性確認

評価表評価集計表より見直しが実施されているか確認⇒契約書の価格に反映されているか確認

3.2 品質面の監査手続

・各ベンダからプロジェクト管理規定が提出されていることを確認

・納品後のベンダ評価表⇒品質の評価基準が明確かつ基準が妥当であることを確認

3.3 納期面の監査手続

・ベンダからの進捗報告⇒定期的且つ定量的に進捗報告がされていることを確認

・納期遅延⇒ベンダのランク見直し⇒検討会議の議事録