システム監査技術者試験(PM1_H26-2)

1

権限内での作業を限定するためにシステムに組み込むべきコントロールを回答。

問題文より一定金額未満の修正の場合、部長承認を得られれば何回でも修正可能である点に着目。

軽微な予算修正の合計が業績予測に影響するような大幅な見直しになる可能性も考慮し必要なコントロールを回答。

 

2

現状のシステムと必要な情報が変更された場合における他システムへの影響を回答。

表1②a必要な実績データを取り込めるように検討しているか。

[予算管理システムの目的と概要](1)「部門別損益管理の他、製品カテゴリ別業績管理も含めた~。」

⇒製品カテゴリ別の業績管理をするためには基幹システムから必要なデータが取り込めているか確認

以上より回答を導く。

 

3

効果的な実績情報の利用の面から取込みのタイミングにおいて、どのような点に留意すべきか回答。

当該システムの目的と、月次決算確定後の取込みが正確性を重視して決定されていることに着目し回答を導く。

[現状の予算管理](2)月次決算確定後のデータに基づきレポート作成

[予備調査の実施](4)②現在よりも迅速な対応が求められている。

以上より回答を導く。

 

4

情報系システムを有効に利用する面から、システム導入前に実施する研修について回答。

X社では、"広範囲な利用者を対象とした情報系システム"は初めてあることを考慮して、システムの操作技能だけでは導入後にシステムが効果的に利用できない可能性があることに着目し回答を導く。

[予備調査の実施](5)より操作経験者前提の研修である点に着目。

[予算管理システムの目的と概要](3)より操作経験のない人も利用する点に着目。

以上より回答を導く。

 

5

情報系システムの利用促進を目的としている開発プロジェクトにおいて、機密情報の情報管理が十分に検討されていることを確かめるための要件定義段階での監査手続きについて回答。

[予備調査の実施](4)②より参照権限の利用制限は広い。

[予備調査の実施](1)よりX社として機密レベルの高い情報も含まれている点に着目。

以上より問題文に記載されている権限マトリックスを活用した監査手続を回答する。