システム監査技術者試験(PM2_H25-3)

〇論文設計テンプレート

太字:問題文抜粋箇所

1. 基幹系システムの概要とパッケージを利用した再構築のメリット及びプロジェクト体制

1.1 基幹系システムの概要

・中堅の〇〇会社(A社)

・大手の〇〇(B社)との共同事業化によるシステム統合

ERPパッケージの導入

 └ホストシステムの廃止⇒Web環境で稼働するERPパッケージ導入

 └業務改善

・業務範囲:販売管理、会計管理

1.2 パッケージを利用した再構築のメリット及びプロジェク体制

〇メリット

短期間での再構築/コストの削減

設備投資・運用コスト削減

└ハードウェア・インフラがホストコンピュータ⇒Webシステム

└業務事務の経費削減(要員数)

└業務フローの簡素化⇒業務スピード化⇒在庫圧縮

〇体制

A社:情報システム部A課長

B社:情報システム部B課長(PL)

ベンダ:ERPパッケージ

私:現行システムのデータ移行管理、システム移行後の並行稼働~廃棄に至るまで

・基幹システム導入委員会の設置

 └意思決定機関

 

2. パッケージ利用によるリスク

※問題文にリスクの例記載

2.1 コントロール低下の可能性

2.1.1 データの入力とワンタイム化

・直接会計データとして処理されることによるコントロール低下

 販売管理システム/会計管理システム

2.1.2 データ入力のリアルタイム化

・担当者の入力ミスがそのまま処理される

2.2 業務との不整合

固有の業務処理、例外処理の対応不可

・パッケージ機能では対応できない部分がある可能性がある

 └カスタマイズ費用の増加、スケジュールの超過、パッケージのバージョンアップ対応の影響

 

3. 必要な監査手続き

※確認すべき具体的なポイントを含め記載

3.1 プロジェクトの体制、追加開発

〇体制

プロジェクト体制図⇒基幹システム導入委員会の妥当性を確認

基幹システム導入委員会の議事録⇒意思決定の妥当性を確認

プロジェクトメンバへのインタビュー⇒ERPパッケージに業務フローを改善する意図が理解されているかどうかを確認

〇追加開発

追加開発要望一覧⇒優先度の妥当性と不要な追加開発の有無

3.2 パッケージの選定、契約

〇選定

フィット・アンド・ギャップ分析の結果⇒選定ベンダの妥当性を確認

パッケージ機能が業務処理要件などをどの程度満たしているか、ベンダ企業と協力して検証

〇契約

パッケージベンダとの契約書⇒サポート体制、追加開発の範囲の妥当性を確認

3.3 運用・保守設計、テスト

〇運用・保守

業務フローの見直し⇒コントロール低下における対策が取られていることを確認

導入計画書⇒問い合わせ窓口の設置

〇テスト

テスト結果報告書⇒リリースの妥当性を確認