システム監査技術者試験(PM1_H31-1)
1
類似作業を共通化する際に、差異分析や影響評価が必要な点に着目。
なお、原因だけでなく結果についても記載する。
差異を考慮しないという原因だけでなく、業務に支障が生じるという結果も含めて記述。
問題文[本調査の結果](1)
「共通化しようとする類似作業の差異分析、共通化した場合の影響評価などが検討」
⇒これにより回避される元のリスクを回答。
2
ロボットによる操作は人間と比較すると5倍から10倍で業務効率向上が見込める。
その一方で、システムの負荷が高まる点に着目する。
RPAによって負荷が増大する点については問題文には言及されていないが、
問題文の関連システムの現状より、業務量増加によるレスポンス遅延などで苦情が
出ていることなどに着目することで回答を導く。
設問1同様に原因だけでなく結果についても記載する。
3
IDとパスワードの管理方法について回答。
システムの特徴を理解して、管理すべき事項を特定することがポイント。
[本調査の結果](3)より関連システムがRPAのID・PWをどのように扱っているかという観点からの回答ではない。
[予備調査](4)の管理が適切に行われていて外部に漏えいすることがないか調べる。
⇒RPAのID・PWがアクセス制限された環境で保管されていることを確認
4
変更管理プロセスの手順書について確認すべき回答。
一般的な変更管理プロセスの整備の記述は誤り。
関連システムを操作するというRPAの特徴に着目し回答を導く。
関連システムの改修に伴いRPAの改修も生じる点に着目。
関連システム改修⇒RPAシステムの管理部署⇒RPAの影響調査⇒RPA改修・関連システム改修
5
費用対効果について検討
問題文[予備調査1](2)③
「管理画面からは、実行環境のロボットの稼働状況を閲覧でき、ロボットの稼働回数・稼働時間などのデータをダウンロードして分析することも可能」
①RPAシステムの管理画面を活用した取組を計画
②管理画面からはロボットの稼働回数・稼働時間などのデータを分析可能
以上より回答を導く。